郡山での個別訪問報告(入居後約2カ月を経ての状況)
9/20~9/22の3日間、郡山での活動に参加しました。前後を連休に挟まれたこの3日間は、1日1地区ずつ、3つの仮設住宅の個別訪問を実施しました。
訪問対象は、継続フォロー者と新規入居者(の健康状態確認)で、当日の対象者は直前にその地区を訪問した保健師により、すでにセレクトされています。(まさに、聖路加チームです)今回3か所を訪問してみて、継続フォロー者数、診療所や談話室・自治会の有無など、入居後しばらく経って各地区の特徴が少しずつ出てきているところだと感じました。各地区には、社協の生活支援員さんがいらっしゃり、ご自身も被災されながら皆さん本当に一生懸命で、頭の下がる思いでした。
今回で私達の訪問を終了した方が何名かいらっしゃいました。入居当時は知り合いもなく、生活の不安を一人で抱えていた独居のお年寄りを訪問したら、お友達が来ていました。同じ仮設で知り合った方で、お互いの家を行き来するようになり「最初の避難所で毎日死ぬことばかり考えていたことを話したら、二人とも同じだったの。生きててよかった。」と穏やかな笑顔で話して下さいました。80歳を過ぎて、新しい土地で新しい友人を見つけ、支え合っているお二人の力強さに、こちらがエネルギーをいただきました。また、別の独居の方は、支援員さん達が食事を届けたりして支えていましたが、医療ともつながり、介護保険でのサービス開始が決定しました。支援員さん、町の保健師と相談し、こちらの訪問は終了としました。ここまで活動を継続してきた仲間の努力を改めて感じた訪問でもありました。
このように、時間が経過する中で、現地の方々の努力や被災された方自身の力、頑張りにより、少しずつ状況は変わってきています。
一方、高齢者や障害をかかえる方にとって、雇用や住環境の問題はやはり大きな壁となっており、「心が折れそうだ・・・」と訴える独居の方もいらっしゃいました。新規入居者でフォローする方も含め、継続支援を必要としている方はまだまだいらっしゃいます。
郡山の位置関係も社会資源の現状も知らず、たった3日間の活動で、私にできることがあるのだろうか?そんな不安も持ちながら参加しました。確かに、現地の様子もわかり、もっと長く居られれば・・・と思う気持ちもあります。
でも、大切なのは「状況は必ず変化していく」という信念・希望を心の中に持って、たとえ今すぐに解決しなくても一緒に考える、十分に聴く姿勢であり、当然ですが日常の仕事と同じなのだと思いました。
そして何より、現地で頑張っていらっしゃる町の保健師や生活支援員さんの活動を少しでも応援できるよう、これからも聖路加チームの活動を継続していかなければならないと思いました。
とはいえ、本来の仕事を休んでの参加には限界があるのも事実です。力を結集するために、一人でも多くの方に参加いただきたいと思います。私もできることを考え続けていきたいと思っています。
最後に、今回ご一緒に活動させていただいたお二人の先輩に感謝いたします。全員が慣れない場所での仕事でしたが、お互いの状況を気遣い、声をかけながら積極的に協力して仕事できる環境は、本当に気持ちの良いものでした。ありがとうございました。by 鈴木かおり:旭化成エレクトロニクス(class of 1985) 聖路加チーム ビックパレットの図書館
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